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■釣った外来魚どうする(朝日新聞2003年1月28日第2滋賀版朝刊)

4月からリリース禁止に草津でシンポ 回収や処分方法などを提案 4月に施行される琵琶湖のレジャー利用適正化条例で、外来魚の再訪流が禁止されるのに伴い、釣った外来魚の対策を考える「琵琶湖外来魚駆除シンポジウム」が26日、草津市下物町の県立琵琶湖博物館で開かれた。自然保護団体などが外来魚の回収、処分方法を提案した。

ゴミ処理機で魚粉化/地域通 貨による買い取り

外来魚の駆除釣り大会などを催す「琵琶湖を戻す会」が主催。外来魚の増加に悩む全国の自治体や自然保護団体、学生ら90人が参加した。

4月からの再訪流禁止は、釣り上げた外来魚の回収、処分方法が一番の課題となっている。この日は、家庭用生ゴミ処理機による魚粉化や、地域通 貨による買い取り制度の確率など3案が示された。

琵琶湖を戻す会会員の森口幸浩さんは「回収イカダの設置」を提案。大津市のなぎさ公園など、護岸工事により単純化した湖岸に、いけす付きのイカダを浮かべる。イカダの下には廃材などを沈めて、外来魚が集まりやすいように工夫し、釣り場として整備。釣り上げた魚はいけすに放し、まとまった時点で回収するとした。

森口さんは「釣り方は餌釣りに限定し、ルアーによる環境ホルモン問題を抑える。生きたままいけすに投入するので、腐敗しにくい。イカダを常設することで、駆除意識も向上するのでは」と利点を強調した。

続いて、講演に立った琵琶湖博物館の中井克樹主任学芸員は「ブラックバスは魚食性が高く、水質悪化などの環境破壊とともに琵琶湖の在来魚減少の要因の一つ。現在、バス駆除、容認と意見は割れるが、再訪流を推進する人たちは、バス釣りをしない人に対し、なぜ再訪流をしなければいけないのかを合理的に説明しないと対立は消えない」と述べた。

琶湖を戻す会の高田昌彦会長は「再訪流禁止はレジャーを節度を持って楽しむための新しいルール。今回示した案が、それぞれ自分にあった駆除、回収方法を考える参考になれば」と話した。