琵琶湖フライフィッシングバス研究のロゴ

■■「琵琶湖レジャー規制化」東京でもシンポ(朝日新聞2002年9月7日朝刊滋賀県版)

「琵琶湖レジャー利用適正化条例」の制定を目指す県は6日、東京都千代田区平河町の都道府県快感で、琵琶湖のレジャー利用を考えるシンポジウムを開いた。パネル討論では、研究者や業界団体の代表らが、ブラックバスなどの外来魚の再放流禁止や水上バイクの走行規制などを盛り込んだ県の条例要綱案について意見を交わした。

マナー、漁獲・・・活発意見

パネリストは、県琵琶湖博物館の中井克樹主任学芸委員、日本釣振興会の高宮俊諦常務理事ら6人。条例要綱案に賛成、反対の立場から考えをぶつけ合った。

琵琶湖を守る水環境保全県民運動の宮川琴枝事務局長は「条例が生まれようとしている背景には、バス釣り、水上バイク愛好者の傍若無人な行動がある」と述べ、ゴミ放置などマナーの悪化を指摘。一方、高宮氏は「96〜00年の平均で、琵琶湖のバスの漁獲高は全体のわずか1.24%に過ぎない」とし、バスが著しく生態系を乱している事実はないと主張した。これには県漁連の関係者が「本格漁獲の数字でなく、適切さを欠いたデータだ」と反論した。

5日の大阪に続き、会場は釣り業界関係者や自然保護団体の会員ら約200人で埋まった。他県の自然保護担当者も姿を見せ、条例化への関心の高さをうかがわせた。

県自然保護課の川上毅課長は「大阪、東京両会場で寄せられた質問や意見、2万件を越えるメールも十分に参考にし、条例がよりよい方向になるよう検討を続けたい」と話した。